メリット
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- 他人の視線を気にせず矯正治療ができる
- 表側にブラケットをつける治療では、目立ちにくい装置にしても装置は見えてしまいます。しかしリンガルブラケットなら歯の裏側にブラケットを装着するので、他人に気づかれずに矯正治療を行うことができます。
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- 表側の矯正治療より虫歯リスクが低い
- ブラケットとワイヤーをつけると歯磨きがしづらくなり、虫歯のリスクが高くなると聞いたことはありませんか?舌側は常に唾液が循環しているため、唾液の殺菌作用で虫歯菌の働きが弱くなります。また、歯は裏側の方がエナメル質が厚く、虫歯菌の出す酸への抵抗力が強いため、舌側にブラケットをつける方が虫歯のリスクが低くなります。
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- 舌の癖を治すことができ、後戻りしづらい
- 舌の悪い癖が原因で歯並びが悪くなってしまった場合は、その癖を直さないと後戻りしやすい状態になってしまいます。舌側にブラケットをつけることで前歯を後ろから押してしまう癖などを治すことにもつながり、後戻りしにくい状態に導くことができます。
デメリット
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- お口の中に違和感を感じやすい
- 歯の舌側にブラケットとワイヤーを取り付けるため、常に舌が装置に触れている状態になります。そのため、最初は特に違和感を感じやすくなってしまいます。個人差はありますが、約1〜2週間ほどで慣れて違和感を感じにくくなるようです。
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- 発音しづらくなることがある
- 歯の裏側に矯正装置をつけることで、さ行・た行・ら行などの、舌の先が歯の裏に当たる言葉が発音しにくくなることがあります。個人差がありますが、おおよそ1〜2ヶ月程度で慣れてくるため、普段通り発音できるようになります。
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- 表側にブラケットをつける方法より費用が高くなってしまう
- 歯の裏側は複雑な形をしているため、舌側にブラケットを取り付ける矯正治療法では、患者さま一人ひとりに合わせた非常に細かい調整と、歯科医師の高い技術が必要となります。そのため表面にブラケットを取り付ける矯正治療よりも費用がかかってしまいます。