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宝塚ライフ歯科・矯正歯科の記事『噛み合わせが深い「過蓋咬合」とは?原因と治療法を解説!』

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噛み合わせが深い「過蓋咬合」とは?原因と治療法を解説!

こんにちは。兵庫県宝塚市にある医療法人社団 宝塚ライフ歯科・矯正歯科です。

歯が見えるように笑顔を作る横向きの女性

みなさんは「過蓋咬合(かがいこうごう)」という言葉をご存じでしょうか。過蓋咬合とは噛み合わせの状態の一つです。

今回は、過蓋咬合の説明から原因、治療法や予防法について、詳しく解説します。

噛み合わせが深い「過蓋咬合」とは

白を基調とした大きな窓から光が差し込む歯科治療室

あまり耳にすることのない「過蓋咬合(かがいこうごう)」という言葉ですが、どのような状態をさすのでしょうか。

過蓋咬合とは、通常よりも噛み合わせが深く、奥歯で噛んだときに上の前歯が被さり、下の前歯がほとんど見えない状態です。「ディープバイト」と呼ばれることもあります。

過蓋咬合によるリスク

水を飲んでいて歯がしみり頬に手をあてる女性

では、過蓋咬合によってどのような影響があるのでしょうか。

過蓋咬合は、重症にならないと症状があらわれない場合があります。引き起こす可能性のある影響について、それぞれ解説していきます。

顎関節症を引き起こす

過蓋咬合は、噛み合わせが深くなっている状態です。そのため、噛む際に使用する骨(顎関節)や筋肉(咀嚼筋)に負担がかかりやすく、顎関節症を引き起こす原因となります。顎関節症を引き起こすと、噛む際に痛みや異音を感じます。

歯がすり減る

深く噛んでいることで奥歯に力が加わり、徐々にすり減ってしまいます。奥歯がすり減ると、さらに上の前歯が下の前歯を覆う原因となり、より過蓋咬合が進行してしまいます。

歯茎を傷つける

過蓋咬合が進行すると、下の前歯が上の前歯の歯茎にあたってしまうことがあります。歯茎に歯があたることによって、歯茎が傷つき、炎症を引き起こします。

咀嚼・嚥下機能が低下する

通常よりも深い噛み合わせになることで、噛む(咀嚼)機能に問題を引き起こすことがあります。前歯での噛み合わせが弱いことで、噛む機能が低下し、食べ物を丸呑みするような状態となり、胃腸に負担をかけてしまいます。

発音機能に問題が出る

過蓋咬合は、下顎の動きに問題が生じることがあり、発音する際に影響をきたす場合があります。発音機能に問題をきたすと、コミュニケーションを取りにくくなるため、精神的なストレスにつながります。

お口のトラブルが発生する

歯がすり減ることで歯が弱くなり、虫歯になりやすくなります。また、過蓋咬合により口を閉じにくくなると、お口が乾燥した状態になり、口臭や虫歯菌が増殖します。

見た目へのコンプレックスが生じる

過蓋咬合により下の前歯が上の前歯を押している状態が続くことで、出っ歯になることがあります。また、上の前歯が下の前歯を覆うことで、笑う際に歯茎がみえやすくなり「ガミースマイル」になることがあります。これらは、コンプレックスに感じる方が多いです。

治療した歯に影響をおよぼす

奥歯に強い力が加わることや下の前歯が上の前歯を圧迫することが原因で、詰め物や差し歯が取れてしまうことがあります。

過蓋咬合になる原因

胸の前でバツ印を指で作っているタンクトップを着た女性

過蓋咬合による影響について解説してきました。では、過蓋咬合はなぜ起こるのでしょうか。

ここからは、過蓋咬合になる原因について、それぞれ解説していきます。

上顎の過成長

上顎が遺伝などにより過成長すると、上の前歯が下の前歯を覆います。上の前歯が下の前歯と噛み合わず、上の前歯が伸びてしまう原因にもなります。

成長期に矯正治療を行うことで、上顎の過成長を防ぐことが可能です。

下顎の劣成長

下顎が遺伝などにより劣成長となると、これもまた上の前歯が下の前歯を覆う原因となります。

下顎の劣成長に対しても、成長期の矯正治療で改善できます。

歯ぎしり、食いしばり

奥歯の歯ぎしりや食いしばりの習慣化は、奥歯がすり減る原因です。奥歯の噛み合わせが低くなり、過蓋咬合につながります。

歯ぎしりや食いしばりが原因で過蓋咬合となっている場合は、歯と歯の接触を防ぐためのマウスピース治療がおすすめです。

乳歯を早期喪失

奥歯の乳歯である乳臼歯を、事故や虫歯などにより通常よりも早期に失うことで、奥歯の噛み合わせの位置が低くなる原因になります。奥歯の噛み合わせが低くなると、過蓋咬合を引き起こします。

過蓋咬合の治療法

ワイヤー矯正をしている女性が歯を見せている

次に、過蓋咬合の治療法についてそれぞれ解説していきます。

ワイヤー矯正

過蓋咬合は通常よりも奥歯の位置が低くなっているため、歯を引っ張り出す必要があります。そのため、ワイヤーで引っ張りながら矯正治療ができるワイヤー矯正が用いられることが多いです。

ワイヤー矯正は、ブラケットと呼ばれる歯の表面に装着する小さい器具を使用し、ブラケットにワイヤーを通すことで矯正治療を行います。「ワイヤー矯正=目立つ」というイメージを持っている方も多いかもしれませんが、歯科クリニックによっては、ホワイトワイヤーと呼ばれる目立たないワイヤー矯正を行っています。

また、過蓋咬合の状態によっては、ワイヤーを歯の裏側に通して見えないように矯正治療を行うことも可能です。

マウスピース矯正(インビザライン)

過蓋咬合の状態によっては、マウスピース矯正であるインビザライン治療が適応されます。透明なマウスピースを1日20~22時間程度装着します。

歯磨きや食事の際はマウスピースを外せることや、ワイヤー矯正より目立ちにくいことから、患者様の負担が少なく最近注目されている治療法です。

インビザラインのデメリットとしては、過蓋咬合の状態によっては適応外であること、装着時間によって効果に差が出ることなどがあげられます。

過蓋咬合の治療期間・費用

「COST」と書かれた積み木ブロック

過蓋咬合の治療期間や費用について、解説していきます。

治療期間

過蓋咬合の治療期間の目安は、1~3年程度です。

しかし、状態によってはこれ以上にかかる場合もあります。また、定期的にお口の状態や矯正装置を確認する必要があるため、1~2か月に1回の通院が必要です。

治療費用

矯正治療は自由診療となることが多いです。そのため、治療費用は目安として400,000~800,000円程かかります。

「高額で矯正治療に踏み出せない……」という方のために、クリニックによってはクレジットの分割払いや医療用ローンが使える場合がありますので、相談してみてください。

過蓋咬合にならないための予防法

ルームウェアを着て顔をマッサージする女性

過蓋咬合を自分で治すことは難しいですが、予防することは可能です。自分で行うことのできる予防法について解説していきます。

歯と歯を離す

歯と歯が常に接触した状態となると、奥歯がすり減り、上の前歯が下の前歯を覆う原因となります。そのため、力を抜き、リラックスした状態で「歯と歯を離した状態でいる時間を増やすこと」が大切です。

マッサージする

食いしばりや噛みしめによって強張った筋肉を、ほぐしてあげることが大切です。

奥歯を噛んだ時に耳の下あたりの筋肉がポコッとするのがわかるでしょうか。そこを毎日優しくクルクルとマッサージすることで、咀嚼筋の強張りを予防できます。優しく痛気持ちいいくらいの力で行うことが大切です。

患者様の声

右手でマウスピースをはめる女性

矯正でお世話になっております。他の歯医者さんでは、ワイヤー矯正しかできないといわれましたが、ライフ歯科さんでは、大丈夫です!マウスピース矯正できますよ!と心強いお言葉をいただき、ライフ歯科さんで矯正をすることに決めました。ちょっとした疑問や不安にも丁寧に対応してくださり、安心できる矯正歯科さんです。受付の方やスタッフの方も感じのいい方が多く、オススメできる歯医者さんです。

子供のインビザライン矯正と検診でお世話になっています。明るく居心地の良い歯医者さんで、先生や衛生士の方々が治療内容や状態をわかりやすく説明してくださるので、安心して通院できています。矯正は、マウスピースでの治療で目立ちにくく、周りの目を気にすることなく、理想通りの歯並びにしていただくことができました。今も経過を丁寧に診てくださっています。これからも、長くお世話になりたい歯医者さんです。

まとめ

黄色いTシャツを着た笑顔の横顔の女性

今回は、過蓋咬合の原因や治療法、予防法について解説してきました。早期発見、早期治療が大切ですので、過蓋咬合について悩んでいる方は、ぜひ一度、歯科医院に相談してみてください。

過蓋咬合で悩んでいる方は、兵庫県宝塚市にある医療法人社団 宝塚ライフ歯科・矯正歯科にご相談ください。

奥村亮司

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