皆さんはお食事の際、しっかりと噛んで食べていますか?
昔に比べ、今は柔らかい食べ物が多いことであったり、お仕事等で忙しい日々に追われてしまい
よく噛まずに早食いをしてしまう人が増えてきています😣
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1.食べ物をよく噛んで食事をすることで得られる効果
みなさん「ひみこのはがいーぜ」というフレーズを聞いたことはありますか?🤔
よく噛んで食事することで得られる効果を覚えやすいフレーズにしたものです。
弥生時代の卑弥呼の食事は、赤飯の強飯、山の幸、いのししのお肉、木の実(クリ・クルミ)など、現代の食べ物と比べるととても硬いものを食べていました。なので、当時のものを噛む回数は1食で約4000回ともいわれているのです😲
さらに、食事にかける時間は約50分!
それが、昭和になると半分以下の噛む回数に減り、それに伴い食事時間も減ってしまいました。現在では、ファーストフードが流行るなどでさらに、あまり噛まなくても食べられる食事が増えていき、噛む回数が激減しています😣
①(ひ) 肥満予防
よく噛むことで満腹中枢を刺激され、食べすぎを防ぎます!
さらに満腹中枢は交感神経の中枢でもあり、よく噛んで食べることで脳のヒスタミン神経系が
活性化して、交感神経を経由して内蔵脂肪が燃焼しやすくなります🔥
特に朝食を早食いしてしまいがちではありませんか?
そんな方は要注意です❕❕
朝食で40回咀嚼することで、食後の血糖値はもっとも低くなり、食後30分のインスリン分泌量の上昇に関与することが分かっています👀
食後に血糖値が高い状態が続いてしまうと、糖尿病を発症してしまう原因になります。また動脈硬化の危険因子としても重要で、放置しておくと脳卒中や心筋梗塞などを引き起こす恐れもあるのでしっかりよく噛んで食べましょう🍙
②(み)味覚の発達
よく噛むことで唾液の分泌がされることと、食べ物が細かくなり表面積が増すため、
食べ物本来の味を感じることができます✨
うす味でも料理をおいしく味わうことができるので減塩にもつながり、生活習慣病の予防ができます!
また、小さいころからゆっくり食べる習慣を身につけると、10歳ころまでに確立される
味覚の発達に役立ちます!
③(こ)言葉の発音がはっきりする
よく噛むことが顎や口周りの筋肉の発達につながる為、表情豊かになり
はっきりとした発音ができます👄
④(の)脳の発達
よく噛むことは記憶力の向上や認知症の予防にも効果的とされています❗
そして脳の血液量が増え、細胞を活性化させます💪
よく噛んで食事をとると、視覚、味覚、聴覚、触覚、嗅覚という五感の情報が脳に送られます。
お口の中は、髪の毛が一本でも入っただけでも感知できるほどの敏感な感覚を持っています。
咀嚼をすることが脳に多くの情報を伝えることに繋がり、そして脳の感覚系と運動系の間で
さまざまな情報が飛び交い、同時に脳のあらゆる部分を活性化させています👀
\逆に歯を失いうまく噛めないとどうなる?/
脳の中心の近い場所にある「海馬」という部分はでは、毎日新しい神経細胞が生まれています。
歯を失い数が少なくなってしまうと、海馬で誕生する神経細胞数が少なくなってしまうだけではなく、
生まれた細胞の寿命も短くなってしまいます😣
また、神経細胞死が増えて海馬の神経細胞が減ってしまいます。
しかし、「歯がほとんどなくても、入れ歯を使用している人は、入れ歯を使用していない人よりも
認知症リスクが低い」という報告も見られます。
もし、歯を失ってしまったとしても入れ歯等を活用するなどして、噛む力の維持に努めることが大事です。
⑤(は)歯の病気予防
よく噛むことでたくさん唾液が出ます。
唾液には食べ物のカスや、細菌を流してくれる効果があり、お口の中をキレイにします✨
さらに、食事によって酸性に傾いたお口の中のpH数値を整えてくれたり、
食事で溶けだしてしまった歯の再石灰化するなどさまざまな働きをしてくれます💪
⑥(が)がん予防
これは、上であげた「唾液がたくさん分泌される」という項目にも関係しています!
唾液には「ペルオキシダーゼ」という酵素が含まれており、ペルオキシダーゼには
発がんや老化、動脈硬化の原因となる活性酸素の働きを抑える作用があります。
ですのでよく噛むことががん予防につながるといわれています😁
⑦(い)胃腸の働きを改善
よく噛むことで食べ物が細かくかみ砕かれますので、その分表面積が増えます。
そうなると、食べ物が胃に入った時に消化酵素が速やかに、まんべんなく作用してくれます。
それが必要な栄養は体内にきちんと取り込まれ、、不必要な残りかすだけが排出されるという
理想的なお通じに繋がるのです🌟
⑧(ぜ)全身の体力向上と全力投球!
よく噛むことで歯並びが良くなったり、健康的な歯を作ることができます💪
「ここ一番」力が必要な時、ぐっと力を入れて噛みしめたい時に丈夫な歯が無ければ
力を出すことはできません🦷
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2.よく噛むことで口臭、虫歯予防にもつながります😳🦷✨
噛むことで分泌される唾液には、殺菌・除菌効果があります。
そのため、細菌の繁殖を抑えられ、口臭や虫歯を予防し、消化を助ける効果もあります。
噛むことが大切なのは分かったけど、一口ごとに40回噛むという目標は、ハードルが高いですよね💦
厚生労働省は、一口30回噛む習慣をすすめる「噛ミング30(カミングサンマル)」運動を提唱しているので、まずは30回を目標にするがいいかもしれませんね😉
噛む回数を増やすコツをご紹介いたします♪
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①噛みごたえのあるメニューを増やす!
やわらかく、軽く噛めば飲み込めてしまうものでは、噛むことを意識しにくくなってしまいます。パンや麺よりご飯の方が、またご飯でも白米より玄米飯の方が噛む回数が増えます。
他にも、ハンバーグより生姜焼き、刺身はマグロよりタコ、里芋の煮物より根菜の煮物が噛む回数が増えるのでぜひメニューにいれてみてください😁
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②できるだけ「ながら食べ」をしない
テレビや新聞を見ながら、仕事中でデスクでパソコンを操作しながら食べていませんか? 食べることに集中するのも噛む回数を増やす方法のひとつなんです😳
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③調理方法を工夫
例えば、野菜の切り方をきゅうり、にんじん、ピーマン、油揚げなどの食材は大きく乱切りに。お肉は薄切りではなく厚切りに。
お肉の種類も薄切り肉や挽肉より、かたまり肉の方が噛む回数が多くなります😄
また、食物繊維の多い野菜を選ぶことも大切です✨
食物繊維を多く含む食品は噛み応えがあるものが多いです!
〈食物繊維を多く含む食品〉
こんにゃく、ごま、ひじき、いんげん、ごぼう、大豆、れんこん
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④できるだけ誰かと一緒に食べる
一人で黙々と食べてしまうと、よく噛まずに早く食べてしまいがちです😔
できるだけ、家族や友人との会話を楽しみながら食事をすることも大切です!
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⑤きちんとテーブルで食べる
ソファや、仕事中のデスクではなく、ダイニングテーブルで姿勢よく座り、
よく噛んで食べる習慣を身につけましょう😄
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3. 1.2.3…と噛む回数を数えながら食べるのが難しい方に
「あ・り・が・と・う・ご・ざ・い・ま・す」と頭の中で3回唱えながら噛むことで、ひとくち30回噛む目標を達成しやすくなります😮✨
また、
①ひとくちで30回噛む食事時間がだいたいどれくらいかかっているのかをはかってみてください(目安は20分です)そうすることで、噛む回数と時間を意識することができます。
②口いっぱいにモノを詰め込まないようにしましょう。ひとくちに入れる量を少なくすることで噛む回数を増やすことができます。
③ひとくち食べたら、一度箸を置くという動作を入れて早食いを防ぎましょう。
④食事の合間に水分を摂るようにして、ひと呼吸おき、次のひとくち。これでも早食いを防ぐことができます!
一度食事の際に試してみてくださいね😉♪