こんにちは。兵庫県宝塚市にある医療法人社団 宝塚ライフ歯科・矯正歯科です。
マウスピース矯正は、透明で目立たないことから、多くの人に選ばれている矯正方法です。ワイヤーを使用する従来の矯正に比べて快適で見た目に配慮されているため、近年選択する方が増加しています。
治療を検討する際、気になるのは治療にかかる期間ではないでしょうか。また、計画通りに治療を進めるためには、どのような工夫が必要なのでしょうか。
この記事では、マウスピース矯正の平均的な治療期間や内訳、治療が長引く原因について詳しく解説します。また、矯正期間を長引かせないために実践できるポイントもお伝えします。治療をスムーズに進めるための知識を身につけ、理想の歯並びを手に入れましょう。
目次
マウスピース矯正の期間
マウスピース矯正の治療期間は6か月から2年ほどが目安とされています。患者さまの歯並びの状態や治療の目標、さらには日常生活での協力度によって異なります。
また、治療開始時に提示されるスケジュール通りに進むとは限りません。途中で計画の修正が必要になる場合もあるため、柔軟な心構えが大切です。
軽度な歯列不正の場合は半年ほどで完了することもあり、抜歯を伴うようなケースや複雑な治療が必要な場合には2年以上かかることもあります。また、年齢や歯の動きやすさも、治療期間に影響します。
たとえば、大人の矯正は子どもに比べて歯が動きにくいことが多く、治療期間が長くなる可能性があります。さらに、マウスピース矯正では患者さま自身の協力度も治療の進行に影響します。
マウスピースの装着時間を守らなければ、治療期間が延びる可能性が高いです。
マウスピース矯正の期間の内訳[各プロセス]
マウスピース矯正の治療期間は、いくつかのプロセスに分かれています。それぞれの段階ごとに必要な期間を知れば、治療全体の流れを把握しやすくなります。ここでは、各プロセスについて詳しく解説します。
カウンセリングと診断
まずは、患者さまの歯並びの状態などを確認し、マウスピース矯正で治療できるかどうか判断します。診断には、口腔内スキャンやレントゲン撮影、写真撮影などが含まれます。カウンセリングや診断には1〜3週間程度が必要です。
治療計画の作成とマウスピースの製作
次に、診断結果を基に治療計画が立てられます。矯正のゴールを設定し一連のマウスピースが製作されます。マウスピースが完成するまでには、約3〜5週間かかることが一般的です。
マウスピースの装着と治療開始
定期的に新しいマウスピースに交換しながら治療を進めていきます。通常、毎日20〜22時間以上装着し、1〜2週間ごとに交換します。矯正全体の期間は6か月から2年程度ですが、軽度のケースであればさらに短くなることもあります。
定期検診と進捗確認
治療期間中は、1〜2か月に一度の定期検診が行われます。歯科医師が治療の進捗を確認し、必要に応じて治療計画を修正します。
保定期間
歯並びを矯正した後は、後戻りを防ぐために保定装置(リテーナー)を装着する保定期間が必要です。通常1〜2年ほど続きますが、矯正期間と同程度と指示されたり、生涯装着するよう指示されるケースもあります。
マウスピース矯正が長くかかるケース
マウスピース矯正の治療期間は患者さまによって異なりますが、特定の条件によって治療が長引く場合があります。以下では、マウスピース矯正が一般的な期間よりも長くかかるケースについて解説します。
複雑な歯列不正の場合
歯並びの乱れが軽度であれば短期間で矯正が完了することが多いですが、重度の乱れや骨格的な問題がある場合、治療期間が大幅に延びるかもしれません。たとえば、重度の出っ歯や受け口、歯の大きな回転など、矯正力が必要な場合には通常よりも長くなる可能性があります。
抜歯が必要なケース
矯正治療の際、歯を並べるスペースを確保するために抜歯が必要になることがあります。抜歯を伴う治療では、歯を動かす距離が長くなるため、治療期間が延びる傾向があります。
さらに、抜歯後のスペースが完全に閉じるまでには時間がかかることもあります。
年齢による影響
年齢も治療期間に影響を与える要因の一つです。子どもの場合、成長中の骨や歯が柔軟で矯正が進みやすいのに対し、大人の場合は骨が固まっていて歯が動きにくくなるため、治療が長引くことがあります。
特に、30代以上の方は、余裕を持って治療スケジュールを立てなければなりません。
装着時間が短い場合
マウスピース矯正では、1日20〜22時間以上マウスピースを装着します。装着時間を守らなければ計画通りに歯が動かず、次のステップに進めないため治療が遅れます。
仕事や学校、日常生活の中で装着時間を確保するのが難しい場合、治療期間が延びるリスクが高まります。
医院の経験や対応
矯正治療を行う歯科医院の経験や技術も、治療期間に影響します。十分な経験がない医院では、計画が非効率だったり治療中に問題が発生したりする可能性があります。
また、定期検診の間隔が長すぎる場合も進捗が遅れる原因となるため、スケジュール管理が重要です。
マウスピース矯正の期間が予定より長引くケース
マウスピース矯正では、治療計画を立てる際に予測された期間が提示されますが、必ずしもその通りに進むとは限りません。治療期間が予定より長引く主な原因について詳しく見ていきましょう。
マウスピースの装着時間が守られない
マウスピース矯正の成功には、1日20〜22時間の装着が不可欠です。装着時間を守れない場合、歯の動きが遅れ治療全体のスケジュールが大幅にずれてしまいます。
例えば、仕事中や食事の後に装着を忘れることが続くと、次のマウスピースへの交換タイミングが遅れます。
マウスピースの紛失や破損
マウスピースを紛失したり、何らかの理由で破損したりした場合、新しいものを再度製作する必要があります。再製作には通常2〜3週間かかるため、その間は治療が中断して計画が遅れます。
計画外の調整が必要になる
治療の進行状況によっては、初期の計画通りに歯が動かないこともあります。新しい治療計画を立てたり、追加のマウスピースを製作したりする必要が生じることがあります。これにより、治療期間が延長されることがあります。
定期検診の遅れ
矯正治療中は、歯科医院での定期検診が重要です。患者さまの都合で予約通りに受診できない場合など、治療の進行が滞る原因となります。進捗の確認やマウスピースの調整が間に合わなくなり、結果的に治療期間が延びることになります。
複雑な症例
矯正治療は計画に基づいて進行しますが、患者さまの歯や骨の状態によっては、想定以上に時間がかかる場合もあります。例えば、歯が動きにくいケースや、複数の歯を同時に大きく移動させる必要がある場合、スケジュール通りに進まないかもしれません。
衛生管理の不足
矯正治療中は、虫歯や歯周病のリスクが高まります。これらの問題が発生すると、治療を一時中断せざるを得ない場合があり、結果的に期間が延びる原因となります。特に、矯正中は歯磨きや定期的なクリーニングを怠らないことが重要です。
マウスピース矯正の期間を長引かないためにできること
マウスピース矯正の期間を予定通り進めるためには、患者さまの協力が不可欠です。ここでは、治療をスムーズに進めるために意識すべきポイントをご紹介します。
装着時間を厳守する
最も重要なのは、1日20〜22時間という装着時間を守ることです。短時間の装着では歯が十分に動かず、計画通りに進まなくなります。仕事中や外出先でも、マウスピースを意識して装着する習慣をつけましょう。
また、マウスピースを外した際には、次に装着するタイミングを忘れないようアラームを設定するのも有効です。
定期検診を欠かさない
歯科医院での定期検診は、治療の進捗を確認し、計画にズレがないかをチェックする重要な機会です。予約を守り歯科医師の指示に従うことで、治療の遅れを防げます。また、治療の途中で気になることがあれば、早めに相談しましょう。
口腔内の衛生を保つ
矯正中は虫歯や歯周病のリスクが高まるため、丁寧なセルフケアが欠かせません。食後すぐに歯を磨いたり、マウスピース自体を清潔に保ったりすることが大切です。衛生状態が悪化すると治療が中断されるリスクがあるため、丁寧なケアを心がけましょう。
マウスピースの紛失・破損を防ぐ
マウスピースは精密に作られた矯正装置のため、紛失・破損すると新たに製作が必要となり、治療期間が延びる原因となります。装置を外した際は専用ケースに入れるなど、紛失・破損を防ぐ工夫をしましょう。
また、ペットや小さなお子様の手の届かない場所で保管することも大切です。
医師とのコミュニケーションを密にする
矯正治療では、治療計画の変更や微調整が必要になる場合があります。円滑に進めるためには、歯科医師とのコミュニケーションが重要です。治療に関する不安や疑問があれば早めに相談し、納得して治療を進められる環境を整えましょう。
装置が合わない場合はすぐに相談する
マウスピースが合わない、痛みが強い、装置が破損しているなどの場合、放置せずにすぐ歯科医師に相談しましょう。無理に使用し続けると治療が遅れるだけでなく、歯や歯茎にダメージを与える可能性があります。
患者様の声
当院で治療を受けた患者様のお声をご紹介します。
歯への意識が変わった方の口コミ
建物も綺麗で清潔感があり、個室になっているので、周りを気にすることがないです。歯科衛生士さんも優しくて気さくに話してくださります。
期検診も苦ではなくいきたくなるようなところや、しっかり日々歯を大切にしようと自然に思えるところが素敵だと思います!
歯列矯正で通った方の口コミ
歯列矯正で通わせていただきました。店内も清潔で、とても丁寧なカウンセリング・治療をしていただきました。
細かな悩みや依頼もいつも親身に対応してくださり感謝の気持ちでいっぱいです。こちらで治療できてよかったので、周りにもオススメしています!今後もよろしくお願いします。
まとめ
マウスピース矯正は、透明で目立たず快適に進められる矯正治療法として、多くの人に支持されています。
しかし、治療の期間は患者さまの協力度や歯列の状態によって大きく左右されます。平均的な期間は6か月から2年程度ですが、計画が予定よりも長引くこともあります。原因として、装着時間の不足、計画外の調整、マウスピースの紛失・破損などが挙げられます。
治療を予定通り進めるためには、装着時間を守る、定期検診を欠かさない、口腔衛生を保つなど、患者さま自身の努力が欠かせません。また、医師とのコミュニケーションを密にすることも、スムーズな治療進行に役立ちます。
マウスピース矯正を検討されている方は、兵庫県宝塚市にある医療法人社団 宝塚ライフ歯科・矯正歯科にご相談ください。
当院は、0歳から100歳まで家族みんなで安心して通える歯医者を目指して診療を行っています。小児矯正・小児歯科や成人矯正、虫歯・歯周病治療やマタニティ歯科など、さまざまな分野に力を入れています。
当院のホームページはこちら、WEB予約・LINEの予約相談なども受け付けておりますので、ぜひご覧ください。
奥村亮司