こんにちは。兵庫県宝塚市にある医療法人社団 宝塚ライフ歯科・矯正歯科です。
ワイヤー矯正は、歯並びや噛み合わせを整えるために用いられる一般的な矯正方法です。「ワイヤー矯正はどれくらいの期間がかかるの?」「治療期間が延びることはないの?」など、疑問に思う方も多いでしょう。
治療の進行は患者様ごとに異なります。計画通りに終了する場合もあれば、治療期間が長くなるケースもあります。
本記事では、ワイヤー矯正の基本的な流れと期間、治療期間が長くなる理由や計画通りに終わらせるためのポイントについて詳しく解説します。ワイヤー矯正に関心がある方や、治療期間に不安を抱えている方は、ぜひ参考にしてください。
ワイヤー矯正の流れ
ワイヤー矯正は、どのような流れで進むのでしょうか。治療の流れを理解できていれば、安心して治療に臨むことができます。
ワイヤー矯正は、以下のステップで進んでいきます。
1.カウンセリングと診断
まずは、歯科医師とのカウンセリングから始まります。カウンセリングでは、患者さまの歯並びや噛み合わせの状態を確認します。レントゲン撮影や口内の写真撮影、歯型を取ることが一般的です。
検査から得られたデータをもとに、患者さまごとに治療計画を立てます。治療期間や費用についても詳しく説明されます。
2.ブラケットとワイヤーの装着
治療計画が決まったら、装置を装着します。ブラケットは歯に直接取り付ける小さな装置で、そこに矯正ワイヤーを通して歯を正しい位置へ少しずつ移動させていきます。ブラケットの素材は主に金属ですが、セラミックや透明なプラスチックを選べる医院もあります。
歯の移動には多少の痛みや違和感を伴うことがありますが、通常は数日で慣れるでしょう。
3.定期的な調整
ワイヤー矯正では、装置を定期的に調整して矯正力を加えて歯を移動させます。一般的には、月に1回程度の頻度で歯科医院に通い、ワイヤーの調整を行います。
4.保定期間
矯正治療が完了し歯並びが整ったら、リテーナー(保定装置)を使用して歯の位置を安定させる保定期間に入ります。保定装置は、歯が元の位置に戻らないようにするためのものです。
数か月から数年に必要なことが多く、リテーナーを正しく装着しないと再び歯並びが乱れる恐れがあります。
ワイヤー矯正の期間
ワイヤー矯正の治療期間は、患者さまの状態や目標によって大きく異なります。一般的には1年半から3年程度が目安とされていますが、個人差があるので一概には言えません。
また、指示されたタイミングで通院しなければワイヤーの調整ができないので、治療期間が長くなるでしょう。
治療期間に影響する要素
治療の長さを決定づける要因には、歯並びの状態、年齢、矯正の目的などが挙げられます。
歯並びの状態
軽度の歯列不正や、少しの噛み合わせの問題であれば、治療は1年半ほどで終わることが多いです。重度の歯列不正や噛み合わせの問題がある場合、2年以上かかることもあるでしょう。
歯を大きく動かす必要がある場合や、噛み合わせ全体を調整する場合、長期にわたる治療が必要となります。
年齢
子どもの歯周組織は成長段階にあり、柔軟性に富んでいます。大人と比較すると顎の骨も柔らかく、歯が早く動くため治療期間が短くなる傾向があります。
一方、大人の場合は骨の成長が止まっているため、歯の動きが遅い方が多いです。
矯正の目標
矯正の目標が外見上の改善にとどまるのか、噛み合わせなど機能的な問題の改善を含むのかによっても、治療期間が異なります。機能的な改善を目指す場合、歯や顎のバランスを細かく調整する必要があるため、治療期間が長くなる傾向があります。
ワイヤー矯正の期間が長くなるケース
ワイヤー矯正が計画よりも長引くことは、決して珍しいことではありません。以下のような要因によって、矯正期間が延びることがあります。
歯の動きが遅い
人それぞれ歯の動く速度は異なります。若い方は早く動く傾向がありますが、必ず治療期間が短くなるというわけではありません。予想以上に歯が動かない場合もあるでしょう。
定期通院やケアを怠った
定期的な通院や適切な口腔ケアは、治療を順調に進めるために不可欠です。通院を怠ったりブラケットが外れても放置したりすると、治療が計画通りに進まず治療期間が長くなる原因になります。
治療中の口腔内の問題
虫歯や歯肉炎など、治療中に起こる口腔内の問題も矯正期間が長くなる要因です。矯正中は歯に大きな力がかかっているため、口腔内がデリケートな状態にあります。
特に、ワイヤーを外さなければ治療できない部位が虫歯になった場合、矯正装置を外して虫歯治療に専念しなければなりません。装置を外している間は矯正が進まないので、治療期間が長引きます。
定期的な歯科検診や丁寧なブラッシングを心がけ、口腔内の健康を保つことが大切です。
ワイヤー矯正の期間は大人と子どもで違いがある?
ワイヤー矯正の期間は、年齢によって異なる場合があります。特に、大人と子どもでは治療の進行に違いが見られることがよくあります。
子どもの場合
子どもの場合、歯や顎の骨が成長中であるため、矯正による歯の移動が早く進むことが多いです。また、成長に合わせて矯正治療を行えば、噛み合わせや歯並びの問題が将来的に悪化するのを予防することもできます。
子どもに対する矯正は早期に始めるほど効果的で、治療期間も短くなるケースが多いです。
大人の場合
上述していますが、大人の場合は歯や顎の成長が止まっているため、歯の移動が遅くなる傾向があります。そのため、同じ矯正治療でも、子どもに比べて治療期間が長くなることが多いです。
しかし、大人でも十分に矯正治療は可能であり、年齢を問わず美しい歯並びを手に入れることができます。
ワイヤー矯正を計画通りに終わらせるポイント
ワイヤー矯正を計画通りに終わらせるためには、患者様の協力が重要です。以下のポイントを守れば、治療がスムーズに進み予定通りに終わらせられるかもしれません。
定期的な通院
定期的に歯科医院でワイヤーの調整を受けることは、矯正治療を進める上で非常に重要です。ワイヤーの調整を怠ると、歯の移動が遅れ治療が長引く原因となります。
歯科医師が指定した通院スケジュールをしっかりと守ることが大切です。
適切な口腔ケア
ワイヤー矯正中は、ブラケットやワイヤーの隙間に食べ物が詰まりやすく、虫歯や歯肉炎のリスクが高まります。矯正治療をスムーズに進めるためにも、毎日の丁寧な歯磨きやフロスを心がけましょう。
特に、歯科医師の指導に従って正しいブラッシング方法を実践することが必要です。
リテーナーの使用を怠らない
矯正後の保定期間は、治療を完了させるために欠かせない重要なステップです。リテーナーを指示された通りに使用しないと、歯並びが乱れて再治療が必要になることもあります。
食事の工夫
硬い食べ物や粘着性のある食べ物を避けることで、ワイヤーやブラケットが破損するリスクを減らせます。食事の際には矯正装置に負担をかけないよう、食材を小さく切って食べるなどの工夫を心がけましょう。
患者様の声
当院で治療を受けた患者様のお声を紹介します。
矯正治療を受けた方の口コミ
矯正治療を受けました。妊娠・出産を挟んでも、治療を続けやすいようにその都度相談に乗っていただき、とても綺麗になりました。
院内も綺麗で、良い気分で治療に通うことができています。
お子さまの矯正治療で受診した方の口コミ
矯正で子どもがお世話になっています。まだ始めて半年ほどですが、少しずつ歯並びがよくなっており嬉しく思っています。
一度、診察して調整していただいた矯正が痛いと夜に言い出して困りましたが、朝一番にお電話させていただき、学校帰宅してすぐに診ていただき、調整していただいてとても助かりました。
お子さまと受診される方の口コミ
いつも2歳の息子と託児つきで利用させて頂いています。託児スペースにおもちゃが沢山あり、保育士さんもとても優しいので息子は行くのを楽しみにしています。
遊んでもらっている様子を見ながら治療も受けられるので安心です。
まとめ
ワイヤー矯正は、歯並びや噛み合わせを整えるために非常に効果的な治療法です。見た目の改善だけでなく、長期的に口腔内の健康を守る大きなメリットがあります。
治療期間や結果には個人差がありますが、正しい計画とケアを行えば、理想的な歯並びを手に入れることができるでしょう。矯正治療を成功させるためには、治療の流れや期間、治療が長引く可能性の要因を理解し、事前にしっかりと準備をすることが重要です。
途中で発生するトラブルを防ぐためにも、歯科医師とのコミュニケーションを欠かさず、日々の口腔ケアを丁寧に行ってください。
ワイヤー矯正を検討されている方は、兵庫県宝塚市にある医療法人社団 宝塚ライフ歯科・矯正歯科にご相談ください。
当院は、0歳から100歳まで家族みんなで安心して通える歯医者を目指して診療を行っています。小児矯正・小児歯科や成人矯正、虫歯・歯周病治療やマタニティ歯科など、さまざまな分野に力を入れています。
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奥村亮司