こんにちは。兵庫県宝塚市にある医療法人社団 宝塚ライフ歯科・矯正歯科です。
日本においては、八重歯はかわいいと言われていますが、本人はコンプレックスに思っている場合もあるでしょう。八重歯の治療に、インビザラインを検討する方もいるのではないでしょうか。
「インビザラインについて詳しく知らない」「インビザラインで本当に八重歯の治療ができる？」など、不安に思っている方もいるでしょう。
今回は、インビザラインの特徴や八重歯の治療にかかる期間、費用などについて詳しく解説します。インビザラインの治療ができない症例や対処法なども紹介するので、八重歯の治療方法が知りたい方やインビザラインを検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
インビザラインの特徴
インビザラインは、透明なマウスピース型の矯正装置を使用して歯並びを治す治療法のことです。
ここでは、インビザラインの特徴を5つに分けて詳しく紹介します。良い点も悪い点も理解し、後悔のない矯正期間にしましょう。
目立たない
インビザラインは、治療中であることを目立たせたくない方にとって非常に有効な方法です。透明なマウスピースを使用するため、ワイヤー矯正よりも周囲に気づかれにくく、口元を気にせずに治療期間を過ごせるでしょう。
周囲の目が気になる方でも、自信を持って会話できます。
痛みや違和感が少ない
インビザラインは、痛みや装着時のストレスが少ないとされています。金属製のワイヤーやブラケットがないので、口内の違和感が少なく装置による擦り傷なども起こりにくいです。
また、歯列にフィットして最小限の力で歯並びを整えられるため、痛みも軽減できます。
着脱が自由にできる
着脱が自由な点も、インビザラインの特徴です。飲食をするときは取り外せるので、これまでと同じように食事が楽しめます。
また、歯磨きの際も外せるため、通常どおりブラッシングできるでしょう。適切にブラッシングができていれば、虫歯や歯周病などのリスクを軽減できます。
装着時間を守る必要がある
インビザラインは、装着時間をきちんと守らなければ十分な効果を発揮しません。取り外しができる点はメリットになる一方で、自己管理が難しい方にとってはデメリットにもつながります。
装着時間が短くなると、治療が長引いたり効果が十分に得られなかったりするため、注意が必要です。
治療できない場合がある
インビザラインは、全ての症状に対応できるわけではありません。歯並びや口腔内の状況など、人によってインビザラインでの矯正ができない場合があります。
インビザラインでの治療に限界がある場合は、補助的な装置が必要になることもあるため留意しておきましょう。
インビザラインで八重歯の治療はできる？
インビザラインを使用して八重歯を治療することは可能ですが、歯の状態によっては不可能な場合があります。八重歯の矯正でインビザラインが対応できるのは、主に以下の4つの場合です。
- 全体的な歯並びに問題がない場合
- 噛み合わせに問題がない場合
- 前歯の噛み合わせが正常な深さの場合
- 前歯に隙間がある場合、隙間を作れる場合
上記に当てはまるかご自身で判断するのは難しいため、歯科医院に相談してみましょう。
八重歯の治療方法
具体的な八重歯の治療方法は、以下の4つに分けられます。
- 抜歯をする
- 側方に広げる
- 奥歯を後ろに下げる
- 歯を少し削る
それぞれの治療方法を詳しく紹介します。
抜歯をする
1つ目は、抜歯をする方法です。八重歯の重なりが強い場合や歯列から大きく外れている場合は、抜歯して歯を移動させるスペースを確保します。
第一小臼歯、もしくは第二小臼歯（前から4番目、5番目の歯）を抜歯するのが一般的ですが、歯周病や虫歯の歯を選んで抜くケースもあります。
側方に広げる
抜歯をせずに歯列を頬側に広げて、スペースを確保する方法もあります。顎の骨格を広げるのではなく、歯を押して外側に傾斜移動させて八重歯を正しい位置に動かす方法です。
ただし、歯列を広げられる量には限界があるため、十分なスペースを確保できない場合があります。この場合は抜歯するか、後述する他の方法を併用します。
奥歯を後ろに下げる
抜歯をせずに奥歯を後ろに移動させてスペースを作り、八重歯を矯正する方法です。歯並びの状態によって異なりますが、マウスピース矯正は奥歯を後方に移動させることが得意なため、抜歯をせずに対応できる可能性があります。
ただし、歯を支える骨がある部分までしか移動ができないため、他の処置と併用するケースも多いです。親知らずが生えている場合は、スペースを確保するために抜歯が必要になるでしょう。
歯を少し削る
IPR（ディスキング）と呼ばれる、歯の側面を削ってスペースを確保する方法です。削る量は歯の片側最大で0.25mmずつ、1本の歯では計0.5mmほどで健康に支障はありません。
八重歯や歯並びの状態に応じて削る本数は異なりますが、すべての歯にディスキングを行えば約6.5mm、小臼歯1本分ほどのスペースを確保できます。ディスキングで確保したスペースのみで矯正が可能な場合は抜歯する必要がなくなります。
インビザラインでの八重歯の治療にかかる費用
インビザラインの費用は、矯正する範囲や歯の状況によって異なります。目安は、以下のとおりです。
- 部分矯正：20万円〜65万円
- 全体矯正：70万円〜100万円
ただし、抜歯やワイヤー矯正との併用で追加料金がかかる場合があります。また、基本的に矯正治療は自由診療なので、クリニックごとに費用が異なる可能性が高いです。
また、治療期間が長くなればなるほど必要なマウスピースの数が多くなり、装置代が高くなるでしょう。治療状況によっては、費用が増すことも想定しておく必要があります。
インビザラインで八重歯を治療する際にかかる期間
治療期間の目安は、矯正する範囲によって異なります。部分矯正の場合は数ヶ月〜1年程度、全体矯正の場合は1年半〜3年程度です。
ただし、費用と同様に歯並びの状況やクリニックの方針により変わるため、あらかじめ確認しておく必要があるでしょう。
インビザラインで治療できない八重歯の例
インビザラインは適応範囲が広い治療方法ですが、以下のような場合は八重歯の治療ができない可能性があります。
- 全体的に歯並びの乱れが大きい
- インプラントが入っている
- 骨格の問題を併発している
上記のような場合は、インビザライン以外の治療方法を検討する必要があります。担当の医師と相談しながら治療方針を決めると良いでしょう。
インビザラインで治療できないときの対処法
インビザラインで八重歯の治療ができない場合は、ワイヤー矯正や外科的矯正などの治療方法を行います。
ワイヤー矯正は、ブラケットという装置をワイヤーでつなぎ、ワイヤーの力で歯を動かして正しい位置に移動させる治療方法です。八重歯を含むさまざまな歯並びの問題に対応できる治療方法ですが、金属を使用して矯正するため目立ちやすいです。
外科的矯正は、顎の骨を切って噛み合わせを改善する手術方法です。主に、八重歯が骨格の問題から生じている場合などに行われますが、治療期間が長くなるなどのデメリットがあります。
どの治療方法の場合も、担当医の説明をしっかりと聞き、納得したうえで選択しましょう。
患者様の声
ここでは、当院で治療を受けた患者様からの口コミを紹介します。
口コミ1
2年ほど前から矯正治療をしてもらっています。インビザラインというマウスピースでの矯正治療を行っていて、最初は違和感がありましたが1週間程で慣れて、それ以降は特に不自由なくできています。
毎食後に歯磨きをしなければいけないので、歯磨きを意識してするようになったため、いい習慣がついたと感じています。先生方も親切で、分かりやすく、とても優しい方ばかりです。
口コミ2
歯列矯正で通わせていただきました。店内も清潔で、とても丁寧なカウンセリング・治療をしていただきました。
細かな悩みや依頼もいつも親身に対応してくださり感謝の気持ちでいっぱいです。こちらで治療できてよかったので、周りにもオススメしてます！今後もよろしくお願いします。
まとめ
八重歯をインビザラインで治療する場合は、目立たずに治療できたり、痛みや違和感が少なかったりといったメリットが多数あります。
しかし、症状によってはインビザラインが対応できない場合や、その他の治療が適切な場合もあります。ご自身の歯並びはインビザラインで対応可能かどうか、歯科医師に相談してみましょう。
適切な治療方法を理解し、納得したうえで八重歯の治療を行いましょう。
インビザラインでの八重歯の治療を検討されている方は、兵庫県宝塚市にある医療法人社団 宝塚ライフ歯科・矯正歯科にご相談ください。
当院は、0歳から100歳まで家族みんなで安心して通える歯医者を目指して診療を行っています。小児矯正・小児歯科や成人矯正、虫歯・歯周病治療やマタニティ歯科など、さまざまな分野に力を入れています。
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奥村亮司
