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宝塚ライフ歯科・矯正歯科の記事『歯が痛くて寝られないときはどうしたらいい?対処法を解説!』

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歯が痛くて寝られないときはどうしたらいい?対処法を解説!

こんにちは。兵庫県宝塚市にある医療法人社団 宝塚ライフ歯科・矯正歯科です。

歯が痛み頬をおさえている女性

歯が痛くて寝られないときは、患部を冷やしたり痛み止めを飲んだりすることで対処しましょう。痛みが強く我慢できない場合は、救急外来を受診するのもひとつの手です。

今回は、寝るときに歯が痛くなる原因、歯が痛くて寝られないときの対処法について解説します。

寝るときに歯が痛くなる原因

原因と結果をあらわす付箋

寝るときに歯が痛くなる原因は、主に血流が関係しています。寝るときに歯が痛くなる原因は、以下のとおりです。

頭の血液量が増加する

日中、私たちが活動的に過ごしているとき、重力の影響で血液は体の下部へ流れやすくなります。

しかし、夜になると、リラックスしてテレビを観るために横になったり、眠るためにベッドで寝転んだりすることが多くなります。このとき、体の位置が変わることで血液が頭部に向かって流れやすくなるのです。

結果的に、頭部の血管が膨張し、近くを通る神経に圧迫感を与えることがあります。この圧迫感が原因で、ふだん感じない痛みや不快感が生じやすくなるのです。特に、何かの症状が隠れている場合、頭部の血液量が増加することで痛みがあらわれやすくなります。

副交感神経が優位になる

私たちの体は、交感神経と副交感神経という2つの異なる神経系によって体調を調整しています。

日中、私たちが活動的に過ごすとき、交感神経が優位な状態です。交感神経は、体を覚醒させ血管を収縮させるなど、身体の状態を調節してくれる役割をもっています。

一方、夜になって身体が休息モードに入るとき、副交感神経が優位な状態です。副交感神経の働きにより、血管はリラックスして拡張し、体全体がリラックスモードに入ります。この時、血管の拡張によって一部の神経が圧迫されたり炎症などの反応が増強されたりすることで、痛みや不快感が生じやすくなることがあるのです。

全身の血流がよくなる

入浴は体と心をリラックスさせる効果がありますが、副交感神経にも変化があります。入浴時は副交感神経が優位な状態で、体のリラックスや休息を促進してくれるでしょう。

さらに、お湯に浸かることで体温があがり、血行がよくなります。血行が促進されると、血管が拡張し、体全体の血流が増加するのです。

しかし、血管の拡張が、痛みや不調を引き起こす原因となることもあります。特に、炎症や損傷がある場合、血流の増加や血管の膨張によって、その部位の圧迫感や痛みが増強することが考えられます。

歯が痛くて寝られないときはどうしたらいい?

ひどく悩んでいる様子の女性

夜に歯の痛みが強くなると、眠れなくなることもあるでしょう。歯が痛くて寝られないときの対処法は、以下のとおりです。

患部を冷やす

歯の痛みは、ほとんどの場合、歯の神経に何らかの感染が生じて炎症が引き起こされています。この状態を「歯髄炎」とよび、炎症反応が激しくなると痛みが増強するのです。

痛みを緩和するためのひとつの方法に、患部を冷やすことがあげられます。冷やすことで、炎症反応が鎮静化されるため、痛みが軽減されます。

ただし、注意が必要なのは、歯そのものに氷を直接あてるような方法はさけることです。なぜなら、歯や周囲の組織を過度に冷やすと、新たな問題やトラブルを引き起こすリスクが高まるからです。

効果的な冷却方法は、濡れタオルを顎の部分に置くなどして、間接的に冷やす方法がよいでしょう。

痛み止めを飲む

歯科治療を受けていて、歯科医師から処方された痛み止めがあれば、痛み止めを用法・用量に従って服用するのがよいでしょう。夜間でも歯の痛みを効果的にコントロールすることが可能です。

もし、専門の処方薬をもっていない場合でも、市販の鎮痛剤や痛み止めを使用しても問題ありません。日常的に使用しているものや過去によい効果を感じたものがあれば、それを適量飲むことで痛みを緩和することが期待できるでしょう。

マッサージする

歯の痛みは、お口周りの筋肉のマッサージによって痛みがやわらぐことがあります。たとえば、筋肉の緊張や歯を噛みしめる癖が歯の痛みの原因となっている場合、筋肉を緩めるマッサージは効果的です。

しかし、マッサージのやり方や強さにはご注意ください。適切な力加減をせずに強く押しすぎたり長時間行ったりすると、かえって患部を刺激して痛みが増すことがあります。

マッサージは、痛みを感じる部分の周辺の筋肉に対して、やさしく円を描くように行い、適度に実施することが推奨されています。痛みが激しい場合やマッサージでの改善が見られない場合は、歯科医院を受診しましょう。

ツボを押す

私たちの身体にはさまざまな「ツボ」があり、それぞれ特定の効果が期待できます。特に「合谷(ごうこく)」というツボは、頭痛や顔面神経麻痺、歯痛などの症状の緩和に役立つとされています。

合谷は、人差し指と親指の骨が交差する部分に位置しているため、探すのは簡単です。合谷を優しく押すと、体内で「エンドルフィン」というモルヒネに似た痛みをやわらげる物質が放出されるといわれています。エンドルフィンの働きにより、痛みがやわらぎます。

しかし、強く押しすぎると逆に痛みを感じることがあるため、適度な圧でやさしく刺激することが大切です。

手軽に試せるこの方法は、痛みが突然あらわれたときなどに試してみるとよいでしょう。

救急外来を受診する

歯や歯茎の痛みが強く眠れない場合は、我慢せずに歯科の夜間救急外来を利用するとよいでしょう。夜間の救急外来は、通常よりも高い費用がかかることが一般的ですが、痛みの原因を特定し、痛みをやわらげるための応急処置を行ってくれます。

しかし、夜間救急外来での診察はあくまで緊急時の応急処置を目的としているため、根本的な治療は行われません。そのため、翌日やその後に通常の歯科外来を受診し、しっかりした治療を受ける必要があります。

痛みが強い場合は我慢せずに歯科医師の助けを求めることで、早期の回復やさらなるトラブルの予防につながります。

歯が痛いときにしてはいけないこと

両手でバツマークをつくっている

歯が痛む原因は血流が関係していると解説しました。

次に、血流を増加させないよう、歯が痛いときにしてはいけないことについて解説します。歯が痛いときにしてはいけないことは、以下のとおりです。

痛みのある部分を触る

痛みを感じる部分は、なるべく触らないようにしましょう。すでに弱っている歯やその周辺をさらに傷つけるリスクがあるからです。

さらに、手やつまようじについている細菌が患部にうつることで、感染症の原因になったり症状が悪化したりする可能性もあります。不必要に歯を触ることをさけ、早めに歯科医師に相談しましょう。

タバコを吸う

喫煙は、歯や口腔の健康に悪影響をおよぼす要因のひとつです。煙には多くの有害物質が含まれており、有害物質は歯や歯茎の患部に直接的な刺激を与える可能性があります。その結果、炎症や痛みが増加することがあるのです。

特に、歯や歯茎に問題がある場合や治療を受けたあとは、煙の刺激で回復が遅れることもあります。そのため、健康な口腔を保つため、喫煙はひかえることが推奨されています。特に、痛みや炎症がある時期は、喫煙をさけることが患部の回復に重要といえるでしょう。

入浴・運動・飲酒する

入浴、運動、飲酒は、体内の血管を拡張させる効果や血流を増加させる効果があります。特に、体に何らかの症状がある場合、悪化させる可能性があります。たとえば、入浴時に熱いお湯を使用すると、体全体の血流が活発となり、患部に血液が集まりやすくなるのです。

運動や飲酒も同様の効果があるため、体調を考慮し、これらの行為をひかえることが大切です。また、シャワーを利用する際は、ぬるめのお湯を使うことで、血管の過度な拡張や血流の急激な増加をさけることができます。

痛みが引いても歯科医院を受診する

患者さまと歯科医師が会話している

いくつか歯の痛みの対処法を解説しましたが、それらはあくまで一時的な緩和方法です。痛みが一時的にやわらいだとしても、原因を特定し適切な治療を受けるためには、歯科医院の受診が必要です。

痛みを放置すると、再度強い痛みが襲ってくる可能性があります。夜間や休日に強い痛みが出た場合、夜間・休日救急センターなどの利用もご検討ください。

しかし、先述したように、夜間・休日救急センターは緊急時の一時的な対応を行う場所のため、根本的な治療は期待できません。したがって、後日、通常の歯科医院での診断と治療が不可欠となります。

患者様の声

患者さまからの高い評価

虫歯の治療と親知らずの抜歯のため伺いました。皆さん物腰がやわらかく、説明がとても丁寧です。今、何の作業をしているかがわかりやすく、安心して身を任せることができました。

虫歯の治療で大変お世話になり、今は定期検診で通わせていただいております。院内のスタッフさん、皆様とても優しく、歯科恐怖症でとても緊張する私でも定期的に通えています。予約も取りやすく、新規でもネットで取れるのですごく便利です。ライフ歯科さんにはとても感謝しています。いつもありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします!

まとめ

ポイントをまとめる歯科医師

歯が痛くて寝られないときは、患部を冷やしたり痛み止めを飲んだりすることで対処しましょう。また、お口周りの筋肉のマッサージやツボを押すなどの方法も効果的です。

夜に歯が痛くなる原因は、血流の増加が関係しているといわれています。夜は横になることが多くなり、頭部の血液量が増加します。また、副交感神経が優位になることでも全身の血流が増加しやすくなるでしょう。患部への血流が増えることで、痛みや不快感が増強しやすくなるのです。

歯の痛みは炎症が原因のことが多く、さまざまな病気が考えられます。朝になって痛みが引いた場合でも、必ず歯科医院を受診しましょう。放置すると、病気が進行したり痛みが強くなって再びあらわれたりすることがあるため、早めに根本的な治療を受けることが大切です。

歯の痛みで歯科医院の受診を検討されている方は、兵庫県宝塚市にある医療法人社団 宝塚ライフ歯科・矯正歯科にご相談ください。
奥村亮司

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