歯と歯の間に隙間が空いている状態を空隙歯列(くうげきしれつ)と言い、この空隙歯列の中でも、上の真ん中の前歯の間だけが2mmほど空いている状態を正中離開(せいちゅうりかい)といいます。一般的にはどちらもスキッ歯と呼ばれます。
乳歯と永久歯が混在するときによく見られ、永久歯が生え揃った頃に自然に治ることが多いです。しかし、真ん中の隙間が3mm以上ある場合や犬歯が生えた後も隙間が閉じない場合は矯正歯科治療が必要になってくる場合が多いです。もしそのような場合はお早めに、宝塚市の歯医者 宝塚ライフ歯科・矯正歯科までご相談ください。
生まれつき永久歯の本数が少ない場合や、通常よりも永久歯のサイズが小さい場合、スペースが余ってしまい歯と歯の間に隙間ができてしまうことがあります。逆にあごのサイズが大きすぎる場合も、歯のサイズとバランスが取れずに隙間ができてしまう原因になります。隙間が空いてしまった歯列は中心がずれてしまうこともあります。
上の前歯の真ん中あたりの歯茎から上唇にかけてのひだを上唇小帯と言います。これが通常より長かったり分厚く太い状態の場合、前歯の間まで伸びてしまうことがあり、正中離開になる可能性が出てきてしまいます。
成長とともに自然に治ることも多いのですが、永久歯が生えてきても状態が変わらない場合は、このヒダを切開する必要があります。